数かるHPの中から、大分市フラワーアレンジメント教室シェフレラを
お訪ね頂きありがとうございます。
夏休みに突入した子供をもつ方は,学校給食のありがたみを日々噛み締められていることと思います。
もちろん、私もその一人です。
さて、先日、イヤイヤ期に突入した男の子のママとお話していると
「最近、ちゃんと食べてくれないんですよね」
「今朝なんて、「いや、まずい」と言われてショックでした。」
「出汁もとって作ってるのに、お菓子の方が食べたがるんです。」
「先生なら、どうやって答えますか?」
とご質問を受けました。
「おおおお!そーいえば、私も同じことがあった!」
記憶をたどりながら話しているうちに、
泣いたり怒ったりして、余裕がなかった頃を思い出しました。
今日は、可愛い我が子を前にしてるのに、
泣いたり怒ったり、どうしていいかわからない・・・
そんな私と同じように困っている方がいらしたら、
ちょっとでも参考になれば・・・と回想しながら
「幼児期の食事の悩み」について、
そして、その解決につながるかもしれない
「7つの工夫」について書いてみたいと思います。
よろしければ、お付き合いください。
目次
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「まずい」「これいや!」と吐き出されて・・・
今は高校生になった息子と、中学生の娘。
転勤しながら子育てしてでしたが、どこへ行っても言われたのが、
「元気だね」
「声大きいね」
「ママ、大変だね」
元気で、よく動き、大声でよく喋る。
喜怒哀楽の振り幅が大きい我が子たちは、
いつでも、どこでも目立つタイプの子どもたちです。
お分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、
幼児期においては
目立つ=褒められる・・・ではなく
目立つ=迷惑がられる・・・という
ケースがとても多いんですね。
子供ですから当たり前ですが、
空気が読めませんし、常識がないんです。(笑)
というわけで、私の子育ては、
泣いたり喚いたり常に賑やかな、
決して自慢できるような子育てではありませんでした。
もちろん、食事においても、
喜怒哀楽を最大限表現する子供達です。
「まずい!」
「いや!」
「これ、食べる。もっと食べる。」
要求と拒絶が厳しくて
気をそらしながら、口に入れたりしたら
吐き出されることもありました。
栄養もお行儀も完璧に!が、親子でストレスに
当時は、スマホもなかったので「ひよこくらぶ」「como」など、
雑誌をお手本に、一生懸命「素敵ママ」になるべく努力しておりました。
これが、全然、思った通りにいかないんですね。
栄養面を考えて、一生懸命手作りした食事も
「楽しい食卓」を目指して用意した
子供用の食器やスプーンもポイッて投げられてしまう。
本を見たり、母に聞いたりしながら、一生懸命やってるのに
野菜も小さく切って、好きなものに混ぜたり工夫だってしているのに
「モグモグ、ごっくん!」って掛け声かけてるのに
本に書いてあること全部やってるのに
食べてくれるのは、おにぎりだけ。
そのうち、足をピンと伸ばして
お食事用の椅子に座るのも拒否される始末。
よく泣いてました。子供の寝た後に・・・
本当にお腹空いているの?
ある日、近所のおばあちゃんに
愚痴っておりました。
え?違う?
おいしくないってことじゃないんですか?
「食べたくない」っていう言葉の代わりに、まずいって言ってるんだと思うわよ。
あなただって、すごくお腹すく日とそうじゃない日があるでしょう?
食べるよりもやりたいことがある場合もあるかもねえ。
でも、「食べたくない」っていう言葉は意識して教えないでしょう?
だから、美味しい逆の言葉「まずい」で、食べたくないの意思を伝えてるんじゃない?
そして、食べる時にお墓空いているかどうか聞いてみなさい。
それから、おばあちゃんとの会話を思い出しながら過ごした
数日後・・
いらないってことみたいです。
同じ時間に食べさせなきゃって思いすぎて、ちゃんと見ていなかったって反省しました。
学校行ったら、給食の時間に食べるように勝手になるから。
いろんな味を試して、好きなものを一緒に 探してみようと思ったらいいんじゃない?
おばあちゃんの言葉に、肩の力が抜けて、
私が無理をしていて、
子供にも無理をさせていたことに気がつくことができました。
子供の言葉の本当の意味を考える
おばあちゃんとの会話から、子供の言葉を聞いたときに
「どんなことを伝えたくて言っているのかな?」
と考える必要があると気がつかされました。
まだ、上手に話せないイヤイヤ期大人は一生懸命、
子供のカタコトを聞き取ろうと努力しますよね?
子供が新しい言葉を話すと「00って言った!」と
「そんな言葉を覚えたんだー」とと、本当に嬉しいものです。
若かった頃の私は喜ぶばかりで、
単純に「ひとつ言葉を覚えた」と思っていました。
でも、その意味や使い方まで覚えたわけではなかったんです。
子供的には
「いつも聞いてることを真似して言ってみたよ。」
「こんなとこで、言えばいいんでしょ?」
「あ、喜んでるからあってるみたい。」
といった感じなのかもしれません。
イヤイヤ期の子供の言葉は
聞き手が意味を汲み取ることが
必要だったと気がつきました。
(もちろん、出来るだけ正確に
汲み取る努力が必要です。)
「まずい」とか「くちょばばあ」って言われても
気にすることはありません!
まずい=>「今、食べたい気分じゃない。」
くちょばばあ=>「ママ、感じわるー」
と変換すればいいだけです。
ママ、変換して頑張りましょう!
それを踏まえて子供のことを観察しながら声をかけて、
周りの方や、子供の意見を聞き
工夫するようにしたら以前よりも、
食事がスムーズに進むようになりました。
では、その工夫を一つずつご紹介していきます。
1つ目の工夫:最初の盛り付けの量を減らしてみた
幼児期は一度に食べられる量が少ないため、
朝昼晩の3食と捕食(おやつ)でバランスをとるというのは、
ご存知の方が多いと思います。
実は、今はとっても食いしん坊の私ですが、
子供の頃、偏食で食が細く
給食の時間が大嫌いでした。
給食の時に、ドーンと盛り付けられた食事を見ると、
圧倒されて
と緊張したことを覚えています。
みんなと一緒にごちそうさまが出来ないことを、
とても恥ずかしく思いました。
そこで、
「ちょっと少なすぎる?」くらいの量を盛り付けて出すようにしました。
(上の写真の半分以下です。)
すると、完食しやすくなり
とりあえず、飽きずに「食事を終える」ことができるようになりました。
おかわりした時に
大きくなったんじゃない?
と声をかけることで、子どもが達成感も感じるようになり
「ごはん、オイシイねー。」と楽しそうに言うようになりました。
2つめの工夫:食べ方を観察してみた
量を減らして無理せず好きなもの中心の食事にしたら
吐き出すことがなくなり
親子で落ち着いて座って食事ができるようになりました。
すると、食べている姿を
じっくり見ることができるようになりました。
好きな味、
好きな主食、
細長いものを楽しそうに食べる
ご飯におかずをのせて色がつくのが嫌い
カリカリ食感が好き
ちょっとでもパサパサしていると飲み込みにくそう
このサイズのものは、噛むのに時間がかかりすぎる
少しの焦げ目も苦く感じる
などなど、
気がついたことよく食べたものなどを書きためていきました。
メニューに迷った時は、このメモを頼りに作るようになりました。
本の情報ありきではなく、
まず、子ども自身の行動を見てから、
本やネットの情報を参考すると
子育て情報を役立てることができるんだって、
思うようになりました。
3つめの工夫:形や大きさを変えてみた
いくら好きなものでも、毎日のように続けば、
飽きてしまいます。
そこで、飽きないように、
持ちやすく食べやすく形を変えてみました。
例えば、食パンの形を変化させる。
細長く切る
サイコロ状に切って紙コップに入れたり
焼いてカリカリにしたり
ハムチーズサンドもクルクル巻いてみました。
オススメは、パスタです。
マカロニやペンネ、蝶々型のファルファッレ、
ネジネジしたフジッリなど形を変えるだけで、
子どもが興味を持ってくれました。
ハンバーグやつくねは、一口サイズでゴマをまぶしたり
、チーズのせたりして、楊枝をさして自分でパックン。
ホットケーキやお好み焼き、
おやきなどは、
5cmほどの手のひらサイズで焼いて持ちやすく。
一人で食べしやすく、
見た目が変わるようにしました。
小さいサイズは、作るのが面倒そうですが、
火の通りが早くて、加熱時間が短縮され
一度にたくさん作って、冷凍しておくと便利でした。
4つめの工夫:場所で気分を変えてみる
お腹空いているのに眠くて機嫌が悪い時、
気持ちが切り替えられない時の工夫として、
食べる場所を変えてみました。
毎日ではありませんが、
ベランダにピクニックシートを敷いて食べることで、
楽しく食べられました。
家のどこでも食べていいと思ってしまうと困るので、
一応ルールを決めていました。
また、雨で公園で遊べない日が続いた時などは、
お弁当を作って、車の中で食べてもいいことにしていました。
車の後部座席でご飯を食べるのですが、
その前に、子供が運転手さんになって
「運転手さん、海に行ってください」などとごっこ遊びをして、
海でご飯というようなストーリー遊びをしていました。
日頃は触ってはいけないホンモノの車のハンドルを触って
ごっこ遊びができて、お弁当も食べられるなんて。
梅雨時など雨が続いた時のお楽しみでした。
場所だけ変えた「特別のお楽しみごはん」は
子どもに好評で
「ダッシュでお片づけして、ベランダごはんしよう」
と言うとスムーズにお片づけするなど
別のいい効果もありました。
5つめの工夫: 一緒に作ってみる
お料理を手伝いたがるお子さんはとても多いので、
実行されてる方も多くいらっしゃると思います。
以前、保育園の給食室に勤めていたことがあるのですが、
その保育園では、2歳児に野菜をちぎってもらい、
ホットプレートで目の前で野菜炒めを作ってみせる・・・
と言う食育活動をしていました。
その日の野菜炒めは、もちろん完食でした。
保育園の栄養士さんもおっしゃってました。
海苔をちぎってかけるとか、
ゴマをフリフリかけるとか、
簡単なことでも、自分が料理に参加したものは、
きっと、心の栄養にもなるんですね。
6つめの工夫:選ぶ楽しみ
「どっちがいい?」 「どれ、食べたい?」
ドーナツ、ハンバーグ、何でもいいのですが、
手作りものって、一つ一つ形が違いますよね。
盛り付ける時に、選ばせてあげるだけで
よく食べてくれました。
何でしょうか?
子どもながらに、「自分が選んだ責任」
みたいなものを感じるのかもしれません。
選んだからには、食べるぞ!
と言う気合いを感じました。
工夫7:掃除を簡単に!
イヤイヤ期の子供の食事は下にこぼすし、
吐き出されるし(これは、うちだけかもしれませんが)
とにかく散らかります。
「自分で食べたい」という気持ちは尊重したいし練習すれば、
だんだん上手に食べられるようになって、
ママの手から離れるはず。
なので、積極的に自分で食べてもらいたいところですが・・・
食べこぼしのお掃除は正直、面倒なものです。
新聞紙や、シートを敷いてお掃除対策されている方も多いと思います。
養生シート「布マスカーテープ」がとっても便利です。
コレです。↓
緑色のところが粘着テープになっていて、そこを床に貼り付けて、必要な幅を広げたらハサミで切ります。
下の白いシートを広げて、
数カ所マスキングで止めれば床にビニールを敷いた状態になります。
片付ける時は、
丸めて捨てればいいのでとっても簡単です。
布マスカーテープは、25m巻きで幅が選べます。
子どもの食事用なら50cmから110cmくらいあれば良いと思います。
ホームセンターで塗装コーナーなどに置かれていて、
お値段は、1本170円程度から300円程度です。
長いので、結構長持ちします。
ネットでも販売されています。
参考までに、モノタロウさんを貼り付けておきます。
朝昼晩の食事の片付けが少し軽減しますし、
子供が自分で食べてこぼしても、
広い気持ちで見守れますよ。
費用少し発生しますが、ママのストレスも減ります。
元々は、内装業者さんが塗装するときに使用するものなので、
緑のテープ部分は床などを傷つけないテープになっています。
(稀に傷つくことがあるそうなので、一応慎重に試してから使ってくださいね。)
まとめ
<
いかがでしょうか?
養生シート以外は、どれも簡単に、
いますぐ出来ることばかりです。
拍子抜けされたり、期待はずれだったら、すみません!
私自身が、とても未熟だったので、
よく考えればわかりそうなことも
気がつくことができなかったんですね。
特に、上の子の時は、何もかもが初めてのことばかりです。
最初は、抱っこするのも緊張しました。
実は、今でもそうで、大きくなっても、
上の子どものことは、思春期や、受験の進路など、
初めての壁に、日々ぶつかっています。^ ^;
ただ、大きくなってくると
手を離れる時期が見えてきます。
あと一緒に住むのは1年半かな?と思うと、
イラっとする時がありながらも、
毎日が愛おしく感じられます。
でもまあ、長かったです。(笑)
イヤイヤ期の時期は、先が長く感じられて、辛い時もありました。
そんな時は
「もしかして、大物になって、家建ててくれるかもー?」
「すっごい派手な、趣味の悪い家だったら困るから、センス育てなきゃ!」
「結婚式で、「お母さん、ありがとう」と花束もらって泣くぞ!」
「二十歳過ぎたら、飲みながら、今の話をして、ご馳走してもおう」
などと、一人妄想して笑いに変えていました。
つまづきなく子育てしている方なんて
誰一人いないと思います。
何か一つでも実行して「ちょっと、楽になった」
「食事が辛くなくなった」と感じて頂く
お手伝いができたら嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。
「まずい」って言われちゃうこともあって悲しくなっちゃいます。
うす味なのがいけないのかなあ?