「また、お腹が空いたの???」
日々仕事や家事に追われていると「ママー、お腹すいた!」の一言に、
ついこんなこと思ってしまうことがあります。
毎日の食事づくり、
ちょっとでも早く効率よく作れたら最高だなって、
ずっと思っていました。
一日一食5分、早く作り終われば、
1日3食で15分時間短縮できます。
その15分で
湯船にゆっくり浸かってみたり
コーヒーをドリップして飲んだり
大好きなアーティストのライブ映像を見たり
いつも「ちょっと待ってて」と言っている間に眠ってしまう子供に
本を読んであげられるかもしれません。
今日は、お鍋やフライパン、ラップにアルミホイル、
調味料やストック食品を、
サッと取り出せて、スッと仕舞える
1日15分の幸せタイムを生み出す「キッチン収納」をご紹介したいと思います。
100円ショップグッズが大活躍してくれます。
よろしければ、お付き合いください。
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目次
時間通りに料理レッスンが終わる理由は、整理整頓ができているから?
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以前の職場であるABCクッキングで料理講師として働き始めた頃、
料理はなんとか上手に出来上がり、
ありがたいことにレッスンを受講してくださる生徒様も増えていったのですが、
どうしてもレッスン時間オーバーしてしまうという壁にぶつかりました。
ここで、話がわかりやすいように少し説明させてください。
ABCクッキングの料理レッスンは1レッスン5名までの少人数制レッスンです。
そして、1レッスンで
メイン料理
副菜
汁物
デザート
実際に、4品から6品の料理を作りながら包丁の持ち方、
野菜を切るところから学んで頂けます。
生徒様は、ベテラン主婦の方から初心者の方まで様々です。
この方達が、ご自宅に帰られた時に
「自分で作れそう!」と思って頂けるように、
「レッスンと同じように作って再現して頂けるように」
何より、料理が好き楽しいと思って頂けるように、
作り方をお伝えしたいと思いレッスンしていました。
講師として、テストを受けたり、研修を受けたり、
試作したり一生懸命勉強するのですが、
私にとっては
「時間通りにレッスンを終わらせること」が、
一番の難題でした。
生徒様の中には、お子さんを預けてきたり、
次の予定があったり、当然のことながら皆さん事情や予定があります。
レッスンの人数やメンバーで作業の進む速さが全く違うところを、
講師の技量で、レッスンの質を落とさないで、
時間ぴったりに終わらせることが求められるのです。
そこで、「どんなときも、時間ぴったり終わらせる、
決して押さないM先輩」のレッスンを観察し続けました。
すると、あることに気がつきました。
M先輩の使っている調理テーブルや、洗い物コーナーは
レッスン中、常に整理整頓されているんです。
そこで、M先輩にそのことを聞いてみることにしました。
いい料理の先生は、整理整頓まで指導していた
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もちろん、いいよー。
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どうしても、時間通りにレッスンが終わらないんです。
完璧にレシピを頭に入れて、生徒さんに無駄な動きをさせないように考えてレッスンしているんですが
どうしても、いつも5分オーバーしちゃうんです。
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ウンウン、それは困ったね。
生徒さんは、続けて次のレッスン入れている人もいるし、余計な駐車場代や託児費用がかかる人も出てきてしまうかも。
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伝えたいことが多すぎて、喋りすぎなのかも・・・と思ったんですけど
。やっぱり、できる限りお伝えすることを減らさないで、時間を短縮したいんです。
で、M先輩のレッスンを見ていて気がついたことが・・・
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なんだろう?
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調理テーブルの上が綺麗で、汚れていないんですよね。
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それは、私が常に気をつけてることだよ。
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そう。整理整頓は、時間短縮の大きなポイントだよ。
物を取り出したり、運ぶ時間や、探す時間って、短い時間だけれど、積み重なると結構な時間になるの。
レッスン中は、5人の生徒さんが色々な作業を同時進行でやるでしょう?
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5人の人が、調味料をアッチコッチ置きっ放しにしたら、探す手間がかかるでしょ?
常に同じところに戻すようにお伝えしているわ。
もちろん、忘れて置きっ放しにされる方もいるけれど、その都度、「こちらに置きますね」と皆さんがわかるようには声に出すの。
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その間に、他の人は盛り付け用の食器を取りに行ったりできるでしょ?
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私は、自分一人で一生懸命片付けていました。
M先輩は、生徒さんが自発的に整頓して下さるようにお伝えしてるんですね。
法則をお見せして、皆さんがわかるようにすれば、自然に片付きますよね。
そういえば、M先輩のレッスンの時は、生徒さんがテーブルを拭いて下さったりしてますよね。
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そういう方もいらっしゃる。ありがたいよね〜。助かっちゃう。
と言って微笑むM先生。
使う方全員で整理整頓ができるように、
気を配ることが、時間短縮の鍵だったわけです。
しかも、そうすることで生徒様は
「料理をしながら、常に片付け整頓することも学ぶ」ことができます。
可愛いばかりじゃなくて、賢くちゃっかりしているところも、
生徒様に好かれる魅力なのだと思いました。
そして、そういえば、メーカーのOL時代にも似たようなことがあったことを思い出しました。
整理整頓が行き渡った工場で品質の高い製品が生まれていた
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20代の頃、大手メーカーで貿易の仕事をしていました。
都心のオフィスビルでしたが、PCがそれほど普及する前だったので、
紙の書類を管理するのが業務の一つでした。
同じ職場に、自分のデスクの上も、
足元も書類が山積みで、会議室へ行って作業している人がいました。
工場や設計から毎日送られてくる沢山の図面が、
整理されずに放置され、どんどん溜まってきます。
一緒に働いていた私は、その人がいないときに問い合わせが入ると、
山積みの書類から図面を探さなければならず困り果てていました。
ある日、工場へ行った時のことです。
そこは、何千人もの人が働く多くな工場で、
工場内をバスで移動するような工場でした。
製造する物の種類、道具の種類、
出来上がった製品の数も、ものすごい量です。
ところが、ものすごく整然としていて、
清潔感があり、広々と感じるのです。
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一緒に連れて行ってくれた上司のいつも明るいB型課長に話しかけました。
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どこも、整理整頓が行き届いていて、人の動きに無駄がない。
だからこそ、不良率が少ない素晴らしい製品が出来るんだな。
立派l、立派!
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誰が見て、ここにあるってわかりますね。しかも、ここに戻せよって無言の圧力感じちゃう!!
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足元にものが転がってたら、フォークリフトでものが運べないからね。
落し物なんかしたら、フォークのおっちゃんに、えらい勢いで叱られちゃうよ。
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作って、保管して、出荷される流れが、淀みなくスムーズにできるようにルーティン化ができてるんだよ。
まあ、一流企業の常識だな。
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大きな声じゃ言えませんけど、これじゃあ、00さんの机の上の方が汚いですね、
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何度言っても、片付かない。
工場に修行に来させた方がいいかなあ?笑
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日本を代表するような大企業の工場でしたが、
何千人も人がいる工場が整然としている状況は、
感動すら覚えました。
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キッチンを片付けて、幸せの15分を絞り出す
整理整頓することで、良い製品、良いレッスンが、
最短時間で生み出されるということを思い出した私は、
引越しを良い機会に
「短時間で効率よく料理できるキッチン」
を目指すことに決めました。
我が家のキッチンは、開き戸と浅い引き出しで
構成された賃貸物件によくあるタイプです。
扉式収納の中に、
100円ショップのネットを使った棚を入れて、
収納しやすくしました。
もともと大雑把なので、最初にルールを決めて収納していくことは、
本当に大変でしたが、とても勉強になりました。
途中、くじけそうになった時な、「もはや修行だな」と思ったくらい苦手です。
「そんな岡本でもできた」と思ってもらえたら、嬉しいです。
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全ては、毎日15分のハッピータイムのためです!
収納の実例紹介
では、修行(?)の成果をご紹介します。
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上記の扉番号の①から順番にご紹介します。
①ストックスペース
缶詰やオイル、瓶ものなど、ラップ類や大きなゴミ袋を収納しています。
下段はもともと付いていた収納です。
その上に100円ショップのワイヤーネットと結束バンドで作った棚を置きました。
こ扉裏にタオルハンガーをつけて、ゴミ袋をかけています。左隣がゴミ箱なので、ゴミ袋の取り替えに便利です。

②③ボウルやザル、洗剤など、シンク周りで使うものを収納
コンロ下からあぶれた鍋類フライパンや揚げなべ、卵焼き器などは、洗ってすぐ収納できます。

②の扉裏の白いケースは、水切り用のネットや、
小さなゴミ袋を収納しています。

スポンジやタワシも入ってます。

③の扉裏は包丁類。ティッシュケースの中は、
スーパーの袋類です。

④一番上の引き出しは
塩・砂糖・片栗粉計量スプーン・ようじなど
塩が入っているケースは蓋が立って便利です。
(セリア商品)
炒りごま、すりごまが入っているグレーの蓋の容器は角が小さく開いて便利ですよ。
(ダイソー商品)

⑤冷蔵しない調味料
ちなみに、パセリやバジル、ローズマリーなどグリーンのハーブ類は、冷蔵庫保存した方が良いです。
色が綺麗に維持されます。
それ以外は、引き出しに収納しています。

⑥調理道具

⑦調理道具と粉物
他の引き出しより深いので、大きな容器で薄力粉などの粉物の保存もします。

⑧⑨鍋類と調味料
鍋類は、コンロで使うのでコンロ下が便利です。
なので一緒に使う蓋なども収納します。
調味料は湿気の多い場所より湿気の少ないコンロ下が良いと聞きます。

⑧の扉裏はお鍋の蓋を収納しています。
白いホルダーはセリア商品です。

⑨の扉裏はティファールの取っ手をしまっています。
鍋本体が重ねやすいティファールは収納に便利です。

圧力鍋やル・クルーゼなどの大きなお鍋は、別の食器棚にしまっています。
使用した100円商品紹介
引き出しの仕切りケース
保存容器
洗剤の容器
ティッシュケース
ゴミ袋やタワシが入っていたケース
調味料が入っていたケース
ティファール取っ手や蓋のホルダー
棚を作っているメッシュ網
↓↓↓これで、フライパンや鍋類ボウルや、ラップを置いている棚を作りました。
好きなサイズに作れて便利です。
(棚の作り方は、こちらの記事で紹介しています。)

収納場所を決める基準
この収納が正解かどうかは人それぞれだと思いますが、私なりの収納場所を決める基準をご紹介してみます。
ルールは、
使う場所の一番近くにしまう です。
例えば、コンロで料理をするときに、
コンロ下から鍋と取っ手を出します。
液体調味料はコンロ下から出して、
調味料と、キッチンツールは左手の引き出しから出せば、
移動することなく、1箇所に立っているだけで
加熱調理ができます。
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働く主婦は時間が惜しいので
キッチン内での移動を減らすと効率がいいと思います。
もう1つ気をつけたことは、出すまでの動きの回数です。
扉をあけて、引き出し開けて、容器を開いてと、
何回も開けないと出せなかったり、
仕舞えなかったりすると、とても面倒です。
なので、出来るだけ動きの回数を減らすことができたら、
面倒臭がり屋の私でも、収納を維持できるかも・・・・
と考えました。
例えば、塩と砂糖です。
一回の調理で何回も使うので(一番上の)引き出しを開けて、
容器の蓋を立てておいて調理が終わるまで開けておきます。
開けたり閉めたりせずにそのまま使えるので便利です。

目指すは、長続き!!
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/waffle-84421_1280.jpg)
もともと、私は、
「面倒臭がり屋」
「ものが多くて捨てられない」
「私以上に、面倒くさがりの子供までいる」
整理整頓が大好きな「しっかり者の妹 インテリアコーディネーターののんちゃん」からは、収納三重苦親子と言われています。
とにかく、断捨離ができずに、引っ越すたびに
「まあ、いっか」と物をダンボールに物を放り込んで持ち歩いてきました。

ケーキやパンの型
ラッピング用品
お弁当の容器も
保温タイプと普通のもの
フードプロセッサー
パン焼き器
ワッフルメーカー
チーズフォンデュ器
ふわふわかき氷機などなど
調理家電も大好きです。
(まだまだ、あります。^ ^; )
写真をご覧頂ければ分かるように、引き出しの調理道具も多くてワサーっとしています。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/baking-3864706_1280.jpg)
なので、我が家の収納は
「美しい」は諦めて
「わかりやすい」を目指しました。
だいたいこの辺を探せば、見つかるレベルの収納です。
これくらいなら、私も家族も、続けられるかもという、レベルを目指しました。
おかげで、引っ越しから5ヶ月経った今も、なんとか維持できています。
まとめ
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/08/tap-791172_1920.jpg)
今回は、恥ずかしながらキッチン収納の実例紹介と
収納場所を決める基準についてご紹介しました。
モデルルームや高級ホテルみたいは
スッキリした暮らしミニマルな暮らしに憧れます。
でも、憧れは未来にとっておいて、まずは
背伸びしない、無理のない、「これなら出来そう」
「続けられそう」と思える収納を目指すことが
長く続ける秘訣かなと思いました。
収納を維持して、スッキリとしたお部屋は,、
気分もアップさせてくれると思います。
お花を飾った時も、ばえますよ。^ ^
そして、何と言っても、効率化・時短でできるハッピータイム。
この時間が、心の余裕につながって、笑顔が一つ増えらた嬉しいなと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました
何かの参考になれば幸いです。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/book-2020460_1920.jpg)