【片付けの法則:愛着があるものも捨てる?】無理して捨てるくらいなら毎日使う宝物に格上げする3ステップ

DIY

ソファのそばに置く、ちょっと低いテーブル。なんていう名前かご存知ですか?

ローテーブルとか
コーヒーテーブルとか
センターテーブルなどと呼ばれているようです。

我が家では、そんなオシャレなテーブルではなく「ちゃぶ台」を使っています。

映画「ナミヤ雑貨店の奇跡」のロケで使われた大分県豊後高田市の昭和の町にある親戚の家で昭和初期から実際に使われていたものです。

西田敏行さんと、HeySeyJump!の山田くん出演の心温まる素敵な映画でしたよね。^ ^

今日は我が家のリビングで、キラリと光っている(と思っている)超お気に入りの昭和初期のちゃぶ台の魅力と
「古いちゃぶ台を蘇らせる簡単メンテナンス3ステップ」から、ガラクタを宝物にする幸せをご紹介してみたいと思います。

よかったらお付き合いください。

昭和のちゃぶ台の魅力

ちゃぶ台といえば、和室の中央に置いてあって家族で囲む食卓です。

四角かったり、丸かったり。
足が折りたためたり、畳めなかったり。

ここでご飯を食べて、子供はお絵かきをしたり、お母さんは縫い物をしたり。

家族の中心にあって、フレキシブルに使われている・・・そんなイメージですよね。

岩手県矢巾町では、心の叫びを大声で言いながらちゃぶ台をひっくり返す「ちゃぶ台返し」のイベントがあるそうですよ。

アニメの影響を大いに受けた面白いイベントですよね。
テレビで拝見して私もやってみたい!と思いました。

そんな、日本の居間に欠かせなかったちゃぶ台ですが、今では、東京の目黒通りの
「OTSU FURNITURE(オツファニチャー)」さんをはじめとするオシャレ家具屋さんで、綺麗にメンテナンスされて3万円ほどで売られていたりします。

以前見た時に、素敵だなーと思いました。

と言うのも、木の風合いや、使い込んだ色合いが、温かみがあって、とても魅力的に見えたんです。

昭和家具やちゃぶ台は、今も根強い人気があるオシャレな若い方には、むしろ新しいと感じられる注目のアイテムなのですね。

ガラクタだから捨てちゃうよ!なんて、もったいない

数年前のある日、親戚のおばあちゃまが亡くなってから、住む人がいなくなった家を処分することになったから片付けて欲しいと連絡がありました。

「ガラクタでいっぱいで。欲しいものがあれば、持って行っていいよ。
 もう、みんな処分するからね」

そこには、黒電話や、ミシン、古い茶箪笥など、目黒通りで売れそうなものがいっぱい!!

見る人が見れば、宝の山です。

もったいない!!!
もったいない!!!!

とはいえ、いらないものを置いておくほどのスペースはありません。
泣く泣く大方のものを諦めて、ちょっと大きいけれど実際に使うことができて、自分でメンテナンスできそうなものを・・・と厳選して頂いてきたのが、ちゃぶ台です。
(ミシンや、黒電話は、よそのお宅に引き取られていきました。)

使っていた人の暮らしが見える古道具

絵の具のシミに
食べこぼしかなと思われるシミ
熱いものを置いて跡がついちゃったのかな?と思われる凹み

「この絵の具のシミ、怒られたかもなあ」などと小さな女の子が、お母さんに小言を言われているところを想像して、ほっこり笑顔になりました。

親戚のお宅から頂いてきた分余計に感じるんですね。

今ではすっかり年配のおばさまが、少女の頃に作ったシミかもしれないなと思うと、シミすら愛おしいんです。
もお亡くなってしまったおばあちゃまが作ったご飯をここに並べていたんだなーと。

古い道具には、それを使ってきた家族のストーリーが見えてきたり、
よく磨き込まれた和ダンスなどは、大切に使ってきた方の丁寧な暮らしぶりが見えてきて私までそんな暮らしができそうな気がしてきます。

そんなことを思いながら、メンテナンスしました。

メンテナンスの手順は簡単3ステップ

用意するもの

・目のあらいヤスリ
・目の細かいヤスリ

・水性ウレタンニス
・水
・ハケ

紙ヤスリの選び方など詳しいことは、こちらのサイトわかりやすくてオススメです。

①粗めのヤスリをかけて、汚れや凹凸をとる

粗めの紙ヤスリをかけます。
サンダーと言う機会があれば、それに紙ヤスリを挟み込めば早いです。

サンダーがないときは、木の切れっ端や、キッチンスポンジなどに、紙ヤスリを巻きつけると、表面を削りやすいですよ、

②細かいめのヤスリをかけて、表面を滑らかにする。

①と同じ方法で、細かい目のヤスリに付け替えて削ります。
綺麗に拭き取って、乾かします。

ちゃぶ台の足や裏までやると、よりていねいです。

③水性ウレタンニスを塗る。

まず、家の中で使うものなので、ニスは匂いがきつくないものが良いです。

油性より、匂いの少ない水性がオススメです。

テーブルは、日々使うものなので、耐久性を求められます。
なので、保護効果が高く、表面が固めの仕上がりになる水性ウレタンニスが良いかと思います。

中には、食品衛生法の安全基準に適合している商品もあるので、木製の食器やカトラリーの食卓で使うものやお子様のおもちゃにも使えるものもあります。安全性は、よく確認して購入してくださいね。

塗るときは、原液そのままを塗ると、とろみがきつくて、私のような素人には綺麗に塗れません。

少しお水で薄めて、ハケは一方向に動かして塗ります。
乾いたら、もう一度。。。と言う感じで、2度塗りか3度塗りすると綺麗に仕上がります。

初心者の方は、一度で済ませようと思わず、薄塗りを重ねる方が失敗が少ないです。

私は下手なので、この方法で塗っています。

<h2>お気に入りの一つに仲間入りです。

お手入れで生まれ変わりましたー!

でも、よーく見ると、少しシミも残ってるんですね。
それは、ほっこり記憶として残っていてもOKだと思っています。

実はこのちゃぶ台で、お花のレッスン後の写真撮影をしています。

生徒様には「えー?あの写真は、ちゃぶ台でとっていたんですか?」と驚かれます。

今や、シェフレラに欠かせない写真撮影スポットとして毎日活躍しています。

個人的に、木の模様が気に入ってます。

水性ニスでも、水を弾きますし、水拭きしても大丈夫です。

愛着があるものは、毎日使いたい眺めたい

実は、我が家には、まだ捨てられないものがあるんです。

子供の頃から家族で使っていた食器が割れてしまって数が揃っていません。でも、他の食器と組み合わせて、楽しく使っています。

祖母から母経由で受け継いだ60年もののアルミ鍋。古くて、全然ピカピカではないのですが、なんだか使いやすくて一軍鍋です。

気に入っていたけど水が漏れるようになったバケツは。アーティフィシャルフラワーの保存用に使っています。

子供達が赤ちゃんの頃に来ていた服や靴も、綺麗なものは差し上げたのですが、まだ残っています。思春期発言にイラっとした時など小さな服や靴をみると「このサイズだったのよ。可愛いかったのよー」「大怪我もせずに育ってくれた」と幸せな気分で立ち直れます。だから、無駄だとわかっているけれど、絶対捨てられません。

↑↑↑この頃は大変だったけど、抱きしめても「やめろ」なんて言われなくてよかったなあ。ホクホク。^ ^

と言う感じで、
愛着があるものは、引っ越しても持ち歩き続けて来ました。

整理整頓の敵かもしれませんが、そもそも、「幸せになるための整理収納」ですからいいのかなって勝手に思っています。

その代わり
新しいものを買うときは、「本当に必要かな?」と考えるようにしています。

まとめ

今日は、古いちゃぶ台のメンテナンスの方法をご紹介しました。

ちゃぶ台に限らず、木材を使って棚を作りたい、小さな椅子など小物を作ろうと言う時にもヤスリをかけたり、塗装したりすると丈夫で長持ちするようになりますよ。

そして、
愛着があるものや、幸せ感じるものは捨てなくてもいいよね?と言うお話をしてみました。

その代わり、
買う時に、「代用できそうなものはないかな?」
「家にあるもので使えるものが眠ってないかな?」と考えるようにしています。

リメイクや、リユースで、愛着あるものを使い続けることは、ゴミが出ないのでエコですし、経済的です。

考えたり手を動かしたりと頭の体操にもなるし、思い出の品は温かい気持ちになれたりします。(認知症予防になりそう?)

家の中に、古くて使ってないけど、愛着があって捨てられないものがありますか?

頑張って捨てるくらいなら、思い切って大切に使っていくアイデアを考えてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んで頂きありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。

関連記事:
【料理上手な人は整理整頓も達人だった】毎日15分幸せになれるキッチンを100円グッズで作ってみました