「先生の花選びが好きです!」
生徒様からの告白(?)に、おもわず笑みがこぼれました。
こんなにストレートに褒めてもらえることって、大人になると、なかなかありませんから。
嬉しくて、そっかそっか
「今日のレッスンのお花はね、この花の色と、この小花の色合わせに一目惚れして・・・」なんて
お花の仕入れをした時の思考をお話しさせてもらいました。
生徒様のお悩みの一つ。お花選びが苦手という方が、とっても多いんですね。
今日は、
コレを入れるとプロっぽくなるとっておきの花選びをご紹介したいと思います。
よろしければお付き合いください。
目次
花の色は無限大!だから、迷ってしまいます。
「お花選びができない!」というお悩みをよくお伺いします。
花は同じ品種でも微妙に色が違ったりするので、その色といったら無限あります。
そこに、お花の形や大きさの要素が加わり、形作るわけですから、難しく感じるのは無理もありません。
私も習い始めは、何を選んだらいいのか、さっぱりわかりませんでした。
自分で選ぶことができなくて、サービスブーケを買ってきたり、お花屋さんに選んでもらっていました。
でも、誰しも「自分好み」があると思います。
サービスブーケの花自体は可愛いんだけど、なんか、面白くない。
私の好きな感じとは、ちょっと違うんだけど、どこがどう違うのか???と、しっくりこない気持ちを抱えていました。
そんな時に、出会ったのが「ヒペリカム」という植物でした。
プロっぽい雰囲気にしたいなら「実もの」を入れるべし
「実もの」とは、「実がついている生花全般」を言います。
私が最初に可愛い!と思ったヒペリカムとは、こんな実です。
これの赤が可愛くて、「お花屋さんに、こんな可愛いもの売ってたっけ?」と今まで気がつかなかったことに驚きました。
赤や緑は、一般的なお花屋さんでよく見かけます。
お値段も、200円くらいからありますのでお手頃です。時々、白やピンクも売っています。
花じゃなくて、実を買うの???
だったら、お花を買いたい!
そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
お花だけでも、実だけでも、もちろん可愛いですよね。^ ^
ただ今日のテーマは「プロっぽい花選び」です。
花と実が両方合わさることで、”こなれ感”が出て、プロっぽい作品になりやすいと思います。
作品の中の実ものに注目してみましょう.
実は、トップ画像のバラの間には緑のヒペリカムがいます。
緑の実なんて、あってもなくてもいいようですが、これがあるだけで、変化が出て楽しい作品になります。
ちょっと、顔を出したヒペリカムが可愛らしいと思いませんか?
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もう一つ作品を生徒様作品をご紹介します。
よーく見てみると・・・・3色の実が入っています。
私の写真のせいか、実の存在感が薄い感じになっていて残念です。本物は、実が可愛いんです!
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こちらの生徒様作品も、お花だけでも十分美しいのすがあえて実を組み合わせています。
エレガントなバラも、実を入れると少し野趣が加わり、お庭から摘んできた風になるような気がしま
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下の作品は、実と花のバランスが半々くらいで実ものをたっぷり使った生徒様作品です。
写真の実力から、伝わったかどうか心配なのですが、実ものが入ると、プロっぽい感じになるということがお分り頂けましたか?
それを踏まえて、実ものをご紹介してみたいと思います。
お花屋さんで買える実ものミニ図鑑
ヒペリカム
写真はピンクですね。これも可愛いですね。
バーゼリア
ちょっと大人っぽくしたいときにピッタリです。
ローズヒップ
バラの実ですね。実が小さめなので、散らして使うのに便利です。
コニカル
黒っぽい実は、お花の間で目立つのでアクセントになりますよ。
ビバーナムティナス
同じ黒系でも実が小さめです。ナチュラルな感じに仕上がります。
スキミア
ピンクが可愛いですね。淡い色の間に入れたら大人可愛いいですよ。
リューカデンドロン
リューカデンドロンは形も色もいろいろあるのすが、全般的に毒々しい感じなので、かっこいい印象作りに向いてます。
シルバーブルニア
教室では生徒さんたちに「しめじ」と呼ばれています。(笑)
数少ないシルバーっぽい色の実ものです。
ユーカリの実
ユーカリの品種によって、数種類あるのですがよく見かけるのは、こちらかなと思います。
少しお値段が高いのですが、このままドライにできるので長く使えます。
サンキライ
これからのクリスマスシーズンにピッタリです。ドライにすることもできます。
棘があるので、気をつけてくださいね。
お正月に向かって、これから出てくるのがセンリョウやナンテンです。
センリョウ
お庭に育てている方も、いらっしゃるかもしれないですね。
ナンテン
短く切り分けてしまったものは、おせち料理に葉を敷いたり、飾り付けに使ってもいいですね。
フォックスフェイスや花ナスのような大きな実物は、初心者の方には難しいので
ここでのご紹介は避けておきました。
まだまだ、ご紹介したい実ものは、いっぱい種類があるのですがキリがないのでこれくらいにします。
まとめ
今日は、「プロっぽい花選びのとっておきの方法」として
お花と一緒に「実もの」を用意するといいこと
「実ものミニ図鑑」
をご紹介しました。
「花選びに自信がないけど、既にセットになっている花束はありきたりでつまらない」と思っている方は、
セットになっているお得な花束に、個性的な実ものを足してみるところから始めてみてはいかがですか?
お花屋さんに行ったら、どんな実ものがあるかチェックしてみてください。
安心の花束と、個性をプラスしてくれる実ものでプロっぽい花合せに挑戦してみてくださいね。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。
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