大分市フラワーアレンジメント教室シェフレラを
お訪ね頂きありがとうございます。
流行のハーバリウムは、透明な瓶に
プリザーブドフラワーや
ドライフラワーを入れて、
専用のオイルを注いで作ります。
今でこそレッスンをしていますが
以前の私は、
「花の瓶詰め???」」
「この花の量、残り物みたいな・・・」
「これは、はたして可愛いの?」
と否定的でした。
現在のレッスンでは
「キラキラして可愛い!」と
ご好評を頂いているのですが、
実は、
以前の私と同じように思っている人は
絶対いっぱいいるはずだ!
とも思っています。笑
今日は、とりあえず
「ハーバリウムを知ってみませんか?
結果、やっぱり嫌いでも構いません」
という気持ちで書いてみました。
お付き合い頂けると嬉しいです。
目次
変なものが流行り出した!?
ハーバリウムとは、植物標本のことです。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/glass-2781946_1280.jpg)
フラワーアレンジメントと
華道を続けてきた私には
瓶詰めの花というのは、
とても奇妙に見えました。
フラワーアレンジメントのレッスンでは、
何本もの花を生けて作品を作ります。
それに比べてハーバリウムに使われる花は
花の枝先を入れる程度の量です。
今のように流行する前に
ネットなどで見かけるようになった時は、
これは、何に使うの?
え?飾るの?
美しい???
ふわふわしてる感じがいいのかな?
わからない・・・というのが第一印象でした。
花を瓶に入れるだけなら、習う必要なんてないと思っていた
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/flowers-878822_1920.jpg)
ハーバリウムが流行り始め、
ハンドメイドの資材を販売する会社などで
ワークショップが始まりました。
そして、どんどん色々な会社が
資材販売を始めて、
雑貨屋さんなどでも、商品として
販売されるようになりました。
「え?売っちゃうの?」
「瓶に入れて、オイル入れるだけなのに
習う必要がある?」
「誰にでもできるんじゃない?」
と、やってもいないのに思っておりました。
今は、浅はかだったと大変反省しております。
友人からの依頼を安請け合いして勉強する羽目に。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/open-book-1428428_1920.jpg)
ある日、友人から
「ハーバリウム習いたいんだけど
きょうこちゃん、お花の先生だから、できるでしょ?」
と聞かれました。
気心知れたお友達だったこともあり、
「お金を取らなければいっか」と
やったこともないのに
「多分、できるよー。」
と答えました。
とは言え、ブッツケ本番なんて失礼なことは
したくありません。
ボトルとオイルを購入し、
家にある花材で
試しに1本作ってみて・・・・
すぐに
「しまった!」と思いました。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/mama-Schok.jpeg)
「何これ!!!
意外と難しい!」
「思ったところに
花が置けないじゃないの。」
何も知らずに思い込みを
持ってはいけないと痛感しました。
ごめんなさい!勉強させて頂きます!
引き受けた以上、やり遂げなければ!
猛ダッシュで勉強することにしました。
この反省を踏まえて
以後、「何事もやってみないと
わからない」を肝に命じました。
実は難しいハーバリウム。生意気言ってごめんなさい。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/dried-flowers-820251_1280.jpg)
ハーバリウムの難しさは
花材選び
配置方法
オイルを入れると花が動いてしまうこと
製作後、時間の経過で劣化ヶ起きること
です。
材料によって、色のくすみが出たり
色抜けが起こったりするのです。
ハーバリウムを購入する方や
習いたいと思われる方にとっての
ハーバリウムの魅力は
1 色彩の美しさ
2 光を浴びた時のキラキラした透け感
3 長持ちで世話いらず
というところでしょう。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/IMG_7570.jpg)
ネット上でも「1年ほど持ちます」と書いて
販売されている会社が多いのですね。
なので、レッスンで作る作品も
1年は楽しめるものであってほしい
と思いました。
形作る技術も大切ですが、
生徒さんが1年楽しめ作る
生徒さんがプレゼントした人が
1年楽しめる作品の作り方を
レッスンする
やるならば、そこを目指さないと
いけない。
中途半端な気持ちで教えられないと
思うようになりました。
「入れるだけ」だからこそ、面白かった
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/IMG_7566.jpg)
そして、最初に私が思った
「入れるだけでしょ?」
実はこれが、正解です。
ただザザーっと入れれば
できてしまうからこそ、
小さなお子さんから、お年寄りまで
どんな方でも楽しめます。
その一方で
色彩に凝ってみたり
小さな瓶の中でも、花材の配置を
前後させて奥行きを作ったり、
「正面から見ると花が見えて
横から見ると
シナモンスティックで
大人っぽく」
などと、見る角度を変えながら
楽しめるように工夫したり
ラベルや、革ひもでタグをつけたり
デザインに凝りだすと
小さな世界に美意識が生まれ
アートになります。
この柔軟性がハーバリウムの
魅力の1つになっているのだと思います。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/IMG_7586.jpg)
学びを広げて、より楽しい世界へ
シェフレラのレッスンでは
ハーバリウムのデザインを考えるために
イメージを膨らませたり
色彩の勉強を取り入れています。
もちろん、お花が移動しないためには
どうしたらいいのか、
簡単でシンプルな
技術をお伝えしています。
また、作家さん手作りの
消しゴムはんこの押し方を
ご紹介しながら
タグ作りもして頂いています。
ハーバリウムを作ることで
色彩や、材料、ハンコ
タグ作りなど、色々なものへ
興味をもつキッカケになってくれたら
一石二鳥で良いなあ・・・
なんて思っています。
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/chalk-1173274_1920.jpg)
そのタグをラフィアで結ぶのか
革紐で結ぶのか
リボンで装飾するのかなど
デコレーションでも
イメージが変わります。
一人一人が全くオリジナルのデザインを
自分自身で考えて作り上げる
そんな喜びを感じて頂くのに
ハーバリウムはぴったりだと
今は考えております。
ちなみに、ハーバリウムが苦手な理由が色なら、自分で作れば解決するかもしれません
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/IMG_7581.jpg)
ハーバリウムを欲しいか欲しくないかは
正直好みの問題がかなりあるので
何とも申し上げようがありません。
嫌いな方のお気持ちを伺うと
「色合いが可愛すぎて好きじゃない」
「そもそも、小物を置きたくない」
「家がモノトーンで統一してるから」
「意味がわからない」
身も蓋もない意見も多いのですが
それは、もちろん有りですよね。^ ^
色彩のことで言えば、
色や質感が問題なら、ご自分で作れば
解決するかもしれないなーと思います。
まとめ
![](https://cheflera.net/wp-content/uploads/2019/07/IMG_0759.jpg)
去年の初夏、生徒さんから
「先生、ハーバリウムやりたいです」と
リクエストがありました。
とは言え、ハーバリウムは
長持ちが取り柄なのですから、
一人で何本も作ったら、
おうちがハーバリウムだらけになってしまいます。
そこで、単発レッスンの形で
取り入れることにしました。
簡単で、子供からお年寄りまで
誰でもできるけれど
こだわれば、アートレベルまで
持ち上げられる柔軟性が
ハーバリウムの最大の魅力だと
考えています。
生花コースで日頃伝えたいけれど、
伝えきれていなかった
「色彩」や「花材選び」の部分を
少しでもお伝えできたらいいなと
いうのも
このレッスンを作った理由の1つです。
小さな一歩から、
学びを広げて、より楽しい美しい毎日へ
入り口は、手軽なもの、誰でもできるもの
何でもいいと思います。
お気に入りの空間づくり、
お気に入りの時間を持たれる時の
何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きまして
ありがとうございました。